戦争と核問題
友人が自分のブログに心臓が強くないので、やんわりと
核問題について書いていたのですが、私は直視で書いてみます。
戦争が起こるたびになす術もなくイマジンを歌うだけの
平和論者に嫌悪感を覚えていたのですが、
自分の考え方の整理がついて、
ようやく一貫性を持った持論が固まってきた気がします。
- いじめを解決するにはいじめから目を背けてはいけない
- 子供の虐待問題を解決するには子供の虐待から目を背けてはいけない
同じように、戦争を解決するには
- 戦争から目を背けてはいけない
と思います。事なかれ主義な人間になりたくないと思っています。
- 戦争はいけないことだ!
そんなの馬鹿でもわかります。
- 戦争よりも平和がいい!
そんなの日本人だけじゃなく全世界中の人が思っています。
どうやったら平和状態を維持できるか、
なぜ日本は戦争をせずに60年間これたかを真剣に考える必要が
あるのではないでしょうか。
私は目を背けずに北朝鮮が核を持った現実に
真っ向から解決するべきだと思っています。
具体的には話し合いを最大限努力しながら、
戦争抑止力を同時に持つべきだと思います。それは自衛隊の軍備だろうが
アメリカの軍備や兵器の持込だろうがかまわないと思います。
一見混同しがちですが、攻めるためのものではなく、
日本を守るためのものが必要です。
現状ではパレスチナと違って日本はアメリカと利害は
一致している場合が多いので、
アメリカは簡単には日本を裏切らないでしょう。
憲法九条は世界に誇る平和憲法だと社会科で先生から習いましたが、
私はすでにそう思っていません。自衛隊が存在し、アメリカの基地があり、
アメリカの核が戦後の日本を戦争から守ってきたという
現実からいくとすでに破綻しています。
目をそらしているだけだと思います。
沈黙の艦隊という漫画を読んだときに
すごく衝撃を受けました。あの漫画を読んだときに
核による戦争抑止力のことを知りました。
そうだよ、戦争をしないということは平和を唱えることではなくて、
番犬を飼うことなんだよと思いました。戦後の日本を守ってきた番犬は
自衛隊とアメリカ軍とアメリカの核なんだということを理解しました。
整理すると、
- 戦争の反対は平和ではない
- 戦争の反対は話し合いである
- 平和の反対は無秩序状態のことである(戦争中ではなくても平和がない状態はある。)
- 戦争は外交で話し合いがつかない場合にのみ、一方が宣戦布告をして発生する
- 秩序を保つには国内には警察、国外には軍隊が必ず必要である
そりゃ、全世界の国すべてが憲法九条を
持っているんだったらいいんですけど、
日本以外でそんな国は一切存在しないんですよね。
戦後60年平和憲法のすばらしさを訴えてきているのに、
どこの国も真似をして戦争を放棄する国がいないんですよね。
これはやっぱりおかしいような気がするのは私だけでしょうか。
そんなにすばらしいものだったら、なぜ真似をする国が
いないのでしょうか。こんな単純な矛盾に誰も気づかないのでしょうか。
あまりにも生々しくて先送りしたくなるような話を書いてみました。
沈黙の艦隊をはじめて読んだときは目を背けたくなりましたね。
でも、この問題をようやく最近直視できるようになったので
書いてみました。
ほんと、この話をさせると長いな〜