会社経営の瞬発力

はてなが本社を京都に戻すことになりました。
それで早速だめだったとかdisっている人がいる。
http://anond.hatelabo.jp/20080215034414
さらにははてなの成長がとまっていないかと言っている人が居る。
http://d.hatena.ne.jp/core/20080214/1203002979
会社は成長するのが至上命題ではあるんだけど、
それは

  • 資本金をあげること
  • 社員を増やすこと

だけではないはずです。
資本金が5000万以内なのに、認知度は抜群で、
20人そこらでサービスを回しているというのは
中の人は何ら悪いことだと思っていないんじゃないでしょうか。
私は少数精鋭で小資金で小規模でこれだけのサービスを
回しているのはすばらしいことだと思います。
会社を大きくするとそれだけ収益に貢献できない社員も増えます。
はてなには少数精鋭さが見えます。
id:jkondoはおそらく技術者でありたいんだよね。
収益に貢献できない社員のモチベーションをあげるような
くだらない仕事はしたくないよね。
会社を大きくするということはそれだけ瞬発力はなくなります。
好きなことをできなくなります。
引くに引けなくなってしまうような会社は瞬発力がない証拠です。
アメリカに行って、思ったよりよくなかったというんだったら撤退。」
これのどこが悪いんでしょうか。
経営判断を誤ったらすぐに訂正すればいい。
1年で撤退というのは大きく失敗する前に撤退するということでしょう。
大きくミスする前に小さなミスで押さえるのが経営者の役割です。
私は常に自分のやりたいことってなんなんだろうと考えます。
私のめざすところは

  • 私は技術者であり続けたい
  • 少数精鋭でいたい(優秀な人だけを雇用したい)
  • 社員の管理を仕事にしたくない

という気持ちが有ります。
近藤社長にも近いものを感じてしまいます。