受託開発を地方でやってはいけない

注意

この内容は私が思っていることであって正しいことを言っているわけではないので、文面が気に入らなかったらジョークとして受け流してください。
 
地方で行う受託開発には未来がない。プログラマは受託開発を
していることが多い。うちの会社も自社製品にかかる売上の割合は
まだまだ多いわけではないし、それだけで必要な売上の100%を
こなせるわけではないので、受託開発をこなしている。
つまり、自社製品と受託開発をどちらもこなしている状態だ。
 
8年前にラビックスをスタートしたときは受託開発が100%で
自社製品はまだなかった。しかし、段々と受託開発はノウハウ以外
残らないことに気づいてきた。社長の私にノウハウは貯まるのだが、
とても苦しい。これは自転車操業ではないかと思うようになった。
いつも「発注が途絶えませんように。」と祈っている私がいた。
そして、この状況を脱却しようと奮起し、
会社を起こして4年目に最初の自社サービスである「e-安否」
作った。
まだ「e-安否」で完全に食っていけるようになっているわけではないが、
それでも段々と売れて行った時の夢が私と社員にはある。
 
東京で受託開発会社をやるのはまだいい。
仕事がたくさんあり、自分の代わりもいる。
病気になってもすぐにクビになるわけではないし、
単価も高い。
 
地方で受託開発をするにあたり、東京の発注側が地方の業者に
発注側のメリットとしては価格が安いぐらいしかメリットはない。
それもちょっと程度ではメリットがないので、
大幅に価格面でメリットがないとならない。
ちょっとだったら我慢して東京の業者に発注するでしょ。
もちろん地方のその業者の技術が突出していて、
そこでしか作れないとかあればいいけど、
今時ITでそんなもん簡単にはないでしょう。
 
自社製品を持つと違う。営業の本拠地が手元に来る。
安定的に売上を上げられるようになる。
営業の基盤が自社にあるのは大きい。
 
というわけで、地方でプログラマをやっていくためには
自社製品(一般的にパッケージと言う)が必要。
作る暇がないという言い訳もタマに聞くが
そんな根性がないんだったら東京でとっとと仕事をした方がよい。
以上、自分自身の話でした。
 
ひとつ言っておくと、
地方で一人でひきこもってプログラマをやりたいと言うのであれば
それは幻想なのでやめた方がいい。
モチベーションを保てない。
モチベーションを高く持ち続ける自信と、
プログラムの開発以外の様々なことをこなす
覚悟がないとやっていけない。
 
覚悟が人を成功に導く。