ポテンシャルがあるかどうかを判断する必要なんてないんじゃないか?

定期的に読んでいるブログに面白いことが書いてありました。

blog.tinect.jp

年末の12月、Windowsタブレットアプリを外注しました。 弊社、ソフトウェアの製作を外注したのははじめてです。 もちろんクラウドワークスを使いました。 そこで数名が手を上げてきたのですが、卒業間際の大学生がいて、 Unityで提案してきて、なかなか感心したのでこちらの学生に頼みました。

他の方と違ってgithubも普通に使うし、sqlite3を使うという条件も グダグダ言わなかったし、slackでの会話も問題なかったので気に入ったためです。 コミュニケーションのとり方をこちらに全部合わせてもらえるのは助かります。

卒論が重なっていて、こちらの準備不足もあって、 1月に完成予定が2月上旬になってしまったのですが、予定が延びたのはお互い様でしたし、 それ以外は全然問題もおきませんでした。 この学生さんにはトータル35万円の開発費を支払いました。 卒業前のアルバイトとしてはなかなか良いものではないでしょうかね。 彼はもうすでにUnityでゲームを作れるレベルでしたので、どこでもやっていけるでしょう。 とても感心しました。

さて、ポテンシャル採用から実績採用へというブログのタイトルです。 実は学生というのは遊びきる学生もいますが、そうじゃない学生もいます。 学生時代とは、なんらかの実績を積んでおくというのが 無限にできる期間でもあります。このような学生と出会えて、 ますますデキる人とデキない人の差が広がってきているんだなと痛感しました。 私も出来る人であり続けるように努力しないとと思った次第です。

先日、小学校卒業間際の息子に「パパ~、僕、パパみたいにプログラム作れるようになるかな〜?」 と聞かれたので、「ならないと思うよ。」とバッサリ返してしまいました。 「だって、お前、もう中学生だろ。作れる人はすでにもう作っているよ。」 プログラムを作れる人はそんな質問しないですね。 作りたい人はすでに本読んだりネット見たりして作り始めています。 その後、息子がiPhoneアプリの作り方の本が欲しいようだったので 買い与えたところ、ちょっとずつ作ってみているようです。

私に「お前はプログラムを作れるようにはならないよ。」と言われたのが大分ショックだったようで、 少しづつ目標に近づく努力をはじめたようです。 最初に「変数というのは何か?」みたいな質問が出てきて、おお!っと思いました。 何も動かずに、プログラムを将来作れるようになれるかと悩むより100倍増しです。

いつかなれると思っているだけの人は永遠になれない。 すでに目標に向かって動き始めている人しか望みを掴めないと思った次第でした。

さて、表題にもどってみると、技術職において、こいつは伸びそうだとか判断する必要なんて まったくなくて、会社が個人を教育してくれる時代なんてとっくに終わりました。 新卒も中途と同様に、何をしてきたかを見れば判断できます。 そういう意味で、ますます技術職の格差も広がってきているんだなと思いました。