EC2のmicroインスタンスでベンチマークをとってみる
Amazonにいつのまにやらマイクロインスタンスという
激安インスタンスが存在している。
それで説明を読んで見ると、
マイクロ インスタンス
このファミリーのインスタンスは、少量の整合性のあるCPUリソースを提供し、他のサイクルが可能になると、CPU容量をバーストできます。定期的にある程度の計算サイクルを消費する、少量のスループットアプリケーションやウェブサイトに最適です。
613 MB メモリ
最大2 EC2 Compute Units (短期の定期的なバースト)
EBS ストレージのみ
32 ビットまたは 64 ビットのプラットフォーム
I/O 性能: 高
API 名: t1.micro
CPU容量をバーストできると書いてあるので、
どういう意味だろうと思っていたが、
なんとなくわかってきた。
急にCPU負荷がかかると、少し頑張ってくれるらしい。
http://d.hatena.ne.jp/xibbar/20100610#1276133526
な感じの簡単なRailsアプリを作って
ベンチマークをとってみると、
コマンド | さばけたリクエスト/秒 |
ab -n 50 -c 50 http://xxxx | 18.57 [#/sec] |
ab -n 100 -c 50 http://xxxx | 19.00 [#/sec] |
ab -n 150 -c 50 http://xxxx | 19.58 [#/sec] |
ab -n 200 -c 50 http://xxxx | 4.42 [#/sec] |
ab -n 400 -c 50 http://xxxx | 3.82 [#/sec] |
ということらしい。
150リクエストまでは頑張ってくれたが、
それ以後はかなり手を抜かれてしまいました。
これはリクエストをさばけなくなるまでの本番機に
ピッタリなのでしょうかね。安定していないので、
全然わからん。
ところで、上のリンクではかなりダメ出しをしているのですが、
Tokyoのこのインスタンスは以前に試した
Smallインスタンスよりパフォーマンスいいです。
なぜだろう。。。
今やってみたら、
ab -n 200 -c 50 http://xxxx | 7.56 [#/sec] |
7.56さばけた。ムラがあるけど、
パワーはある程度あるってところでしょうか。
さくらのVPSは速かった
上と同じベンチマークをしてみると、
プランは512Mのやつ。
ab -n 50 -c 50 http://xxxx | 20.00 [#/sec] |
ab -n 100 -c 50 http://xxxx | 19.47 [#/sec] |
ab -n 150 -c 50 http://xxxx | 18.93 [#/sec] |
ab -n 200 -c 50 http://xxxx | 20.95 [#/sec] |
ab -n 400 -c 50 http://xxxx | 8.59 [#/sec] |
大分違うように見えます。
ただ、さくらは自動スケールとかはできないので、
そこがネックですね。
とりあえず200までは問題なくさばき、
400だとパフォーマンスが落ちました。
でも、これだったらかなり使えますね。